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『疲れがスーッと消える!超脱力こんにゃく体操』 

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こんにゃく体操の紹介・・・新聞・雑誌において


1990年7月4日の読売新聞の夕刊記事です。写真は当時の宮川先生の自宅稽古場でのレッスンでの様子です。
下段に原文のままのせます。記事の内容は当時(1990年7月)のものです。

こんにゃく体操  「ゆらゆら」が効果大 
発声・動作に幅*腰痛にも

 宮川睦子さん。79歳。体の力を抜いてゆらゆら揺れながら、心身の緊張をほぐし、豊かな表現活動を育てる「こんにゃく体操」の生みの親である。東京藝術大学で30年間、退官後、名誉教授になった今も教えている。教え子と音楽家たちが、来月、この体操の紹介をかねたコンサートを開く。(前野一雄記者)

 この体操のスタートは昭和24年にさかのぼる。宮川さんは体育の教師として芸大へ赴任したが、音楽は素人。
しかし、指揮者が体を動かし、ピアニストが手を振り上げるように、音楽家には柔軟な体づくりが必要だと考えた。

 ところが、学生たちの多くは、頭で「オタマジャクシを追っている」だけで、曲に込められた世界に体が入っていないように見えた。そこで考え出したのが、学生たちが「こんにゃく体操」と名付けた風変りな体操なのである。
 体操の基本は、常に全身の力を抜くこと。動きのひとつひとつは独立していて、太極拳のようにゆったりしたペース。動きをイメージ化するため、コメントが添えられたりする。

例えば「立つ姿勢」---
 「地球の中からはえて来たように」「足の上に腰を乗せて、体の中心に背骨が伸びるように」
「眉間(みけん)に花をさかせるように、ゆったりと立ちましょう」

次の動き。「ソフトクリーム、らせん階段のように、腰を回し、胸を回し」「今度はひもが垂れ下がるようにあお向けに」「四つんばいになって背中をふくらませてストンと落とす」「おへそが床をなぜる感じで上下にゆれる」「座布団に正座して、手を使わずに左右に腰を移動する」

 こんな調子で一時間。エアロビクスのような激しい動きはない。ストレッチのような激しい動きはない。ストレッチ体操ほどの無理もない。全体が、背骨や関節を忘れさせる自然な動きである。それでも、無意識のうちに筋肉を使っていて、レッスンを終わるころには汗がにじみ出てグッタリする。

 この体操、昭和53年に宮川さんが退官するまで、芸大の必修授業だった。「こんにゃく体操ゼミナール」と称するクラブ活動を始めるほど、人気があった。「体がリラックスして、発声や演奏、動作に幅がでる」と評判になり、音楽家ばかりでなく、学外の演劇関係者が受講するようになった。原節子、杉村春子、乙羽信子、司葉子、加藤道子、長岡輝子、北村和夫ら名だたる顔ぶれである。その一人、司さんが楽しそうに話してくれた。「原節子さんに誘われ、始めたのですが、ゆるやかな動きの割には、おなかがぺこぺこになって。今でも寝る前や、舞台の合間に自己流でやっています」

 宮川さんによれば、天性で「こんにゃく体操」する人もいるという。たとえば桃井かおりさん。「最初から動きが自然で、集中力がピカ一でした」という。

 宮川さんは、現在も東京・阿佐ヶ谷の自宅けいこ場や文学座の演劇研究所などで教えている。
 ゼミの2期生で、卒業後もずっと通っている文教女子短大講師の黒田浩一さん(49)は「声楽に大切な呼吸法も習得でき、ちょっと体操を休むと、体がだるい」と礼賛。 地域でコーラスグループを指導している4期生の主婦、手塚ナツ子さん(42)ともなると、健康維持の効用も強調する。「お風呂上りに十回ほどやるだけで、肩こりや腰痛が軽くなります。無理のない姿勢を学んでいるせいか、疲れませんし、便秘から解放されたという仲間も多いですよ」とうれしそう。

「中日新聞・夕刊」(2012/6/18)

以下、中日新聞記事より
全身の力を抜き、ゆらゆらと体を動かす様子が「こんにゃく」を連想させることから名づけられたこのユニークな体操は、昭和24年、東京芸術大で体育教官を務めていた故・宮川睦子名誉教授が開発し、演劇や舞踏、声楽、演奏など幅広い分野の学生に指導したのが始まり。「人前に立つと体は緊張を覚えて硬くなり、能力を最大限に引き出せなくなります。筋肉のこわばりを解き、自在に弛緩(しかん)させるために考えられた体操なのです」と講師の畠山真弥さんは説明する。
長年、東京芸術大学で必修科目として学ばれ、多くの芸術家を育てたこんにゃく体操、その効果は多岐にわたり、全身をほぐしていく動きは内臓の働きや血行を良くし、同時に筋力がバランスよく鍛えられる。「疲れがとれない、肩や腰が痛い、眠れないなど、“体の心地悪さ”をスッキリ解消してくれます。肉体への負担が少ないので、年配の方にもおすすめです」
体操は「ぶらぶら」「でれん、でれん」「ごろ〜ん」と変わったかけ声をしながら行うが、それらのフレーズを発することで体の力は抜け、言葉で説明するよりも細かい動きがイメージしやすくなるのだという。「力まずにリラックスできるかが重要です。こつは頑張らないことですね。」
畠山さんは24年前、役者を志して文学座の演劇研究所に入所したときに宮川さんが指導するこの体操に出会った。
「姿勢がよくなった」「舞台で声が通るようになった」など、体操を続けていくうちに表れてきた体の変化に驚かされた。現在は俳優業と並行して、こんにゃく体操を広める畠山さん。「いつかラジオ体操のように、誰にでも知られ愛される体操になってほしい」と、大きな夢を語ってくれた。

 

☆『FYTEE(フィッテ)』6月号(学研パブリシング)に掲載されました。




☆『週刊女性』5月22日号(主婦と生活社)に掲載されました。


☆『婦人公論』5月21日号(主婦と生活社)に掲載されました


『クロワッサン』(マガジンハウス)に掲載されました。


『ソトコト』6月号(木楽舎)


☆『素晴らしい一日」5月号(プレジデント社)2013年3月21日発売
   に掲載されました。


☆『からだにいいこと」7月号(祥伝社)2013年5月16日発売
   
に掲載されました。


☆山田養蜂場の会報誌 『健やかに』          8月号・9月号・10月号・11月号・12月号の5回にわたって、           こんにゃく体操が掲載されました!





☆雑


講師の紹介

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畠山真弥

1964年3月18日生まれ
こんにゃく体操講師・俳優(タイムリーオフィス所属)
24歳の時に文学座の演劇研究所でカリキュラムの一つにあった「こんにゃく体操」、そしてその先生の宮川睦子先生に出会う。以後、宮川先生の自宅稽古場に通い、そこで大沢喜代先生に出会う。お二人をはじめ各先輩方にこんにゃく体操を教わる。演技に生かすこんにゃく体操、日常生活に生かすこんにゃく体操、広くみんなのためのこんにゃく体操をめざす。 
桜美林大学非常勤講師、テアトルアカデミー講師、こんにゃく体操教室@目白・三鷹講師、NHK文化センター講師(宇都宮教室、前橋教室、梅田教室)

著書『疲れがスーッと消える! 超脱力こんにゃく体操』(講談社)1260円(税込)2012年出版
講師歴:上記の他、東京演劇アンサンブル、松濤アクターズギムナジウム、新宿・朝日カルチャーセンター、
    名古屋・栄 中日文化センター、読売カルチャー大森、NHK文化センター梅田教室・宇都宮教室、池袋コミ    ュニティカレッジ、バレエアッシュ(京都)
      

講師の紹介2


 武田 茂 オペラシアターこんにゃく座所属

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こんにゃくんとカチ子さん

畠山真弥
s3yanbaru@yahoo.co.jp

TEL 070-5458-3180

こんにゃく体操 脱力のフィットネス

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